夜のトレランの必須アイテム ヘッデンについて

アイテム

夜走った事がある人であれば誰しもわかる、ヘッデンの安心感。
この記事ではヘッデンの重要性と私のお気に入りヘッデンを紹介します!

ヘッデンとは??

ヘッデンとは伸縮ベルトなどで頭に固定して使うライトのこと。
普通ライトといえば手に持ちますよね?でもヘッデンは頭に装着するんです。この頭につけるというのがヘッデンの最大の利点になります。

その利点とは「両手が自由になること」です。

これにより、バランスを取りやすくなり、夜の山道での不意の転倒を防ぐことができます。

トレイルランニングに適したヘッデンの選び方

じゃあ、どんなヘッデンを選んだらよいの?という方にヘッデンの選び方をご紹介します!
いろんな観点があるので、ご自身の要望に沿ったものをピックアップしていくのが良いですね。

明るさ(ルーメン)

トレイルランニング用のヘッデンは明るさが非常に重要です。暗い街灯の無い夜道を走るため、非常に明るさが重要になってきます。
明るさの単位は「ルーメン」といいます。ルーメンの数値が大きければ大きいほど明るいということです。
トレランで使うヘッデンでは、最低でも500ルーメン以上の明るさを持つものを選びましょう。これにより、数メートル先の障害物もしっかりと確認できます。
また、明るさを調整できる機能があると、状況に応じて電池の消耗を抑えつつ、必要な明るさを確保できるので便利です。ヘッデンの中には明るさを段階的に変更できるものもあり、後述のバッテリーの持ち時間とのトレードオフになりますが、先を照らすために一時的に明るくするなどの使い方ができます。

バッテリーの持ち時間

長時間のトレイルランニングを考える際、バッテリーの持ち時間も重要です。
大会では一夜を走り通す大会もあります。例えば「上州武尊山スカイビュートレイル」では、80kmのカテゴリで朝7:00スタートし翌朝の7:00ゴールとなっています。そうすると、約10時間近く夜を走ることになります。
そのため、バッテリーの持ち時間は非常に重要になってきます。トレイルランニングで利用する場合は、明るさを普通の設定にした場合に10時間は持つものを用意すると良いでしょう。
なお、バッテリー持ち時間はヘッデンの明るさによっても大きく変わってきます。明るさを段階的に変えられるヘッデンであれば、明るさが大きな状態ではバッテリー持ち時間が短く、逆に明るさを抑えればバッテリー持ち時間は長くなります。
また、大会によっては予備バッテリーを必携品にしている大会もあります。

重量とフィット感

頭に長時間装着するヘッデンは、軽量であることが求められます。200g以下の軽量モデルを選ぶと、首や頭への負担が少なく快適です。また、重いモデルの場合、ランニング中に頭からずれ落ちてきます。キャップを被っている場合はまだ良いのですが、頭にバフや何もつけていない場合、ランニングの揺れでヘッデンが徐々に落ちてきます。なので、軽量モデルを選ぶことをおすすめします。
また、しかもトレイルランニングは走る動作が加わります。よって、しっかりとフィットするものを選ぶことで、走行中の揺れやズレを防ぎ、快適に使用できます。多くのヘッデンがゴムバンドの長さが変えられるようになっており、走行中でもフィット感を変更することができます。ゴムバンドの素材も通気性が良く、汗を吸収しやすいものがおすすめです。

防水性能

トレイルランニングは天候に左右されやすいスポーツです。雨の日でもレースは行われますし、場合によっては川を渡る場面などもあり、水濡れの可能性が非常に高いスポーツです。
そのため、防水性能のあるヘッデンを選んだ方が良いです。IPX4以上の防水性能があれば、雨天時でも問題なく使用できます。

ビームの種類

ヘッデンには、スポットビーム(遠くを照らす)とフラッドビーム(広く照らす)の2種類のビームが一般的です。トレイルランニングでは、狭い範囲を明るく照らすスポットビームと、足元から周囲を広く照らすフラッドビームの両方を切り替えられるタイプが便利です。

お値段

ヘッデンはピンキリです。やすいものだと5,000円台のものもありますが、高いものだと2-3万円のものもあります。なので、ご自身の財布と相談して決めていく必要があります。

私のお気に入りのヘッデン:MS-i1 “Endurance Model”

さて、私が愛用しているヘッデンを紹介します。それは、「MS-i1 “Endurance Model”」というモデルです。このヘッデンは、トレイルランニングに必要なすべての要素を備えています。

MS-i1 “Endurance Model”
MS-i1 “Endurance Model”

明るさと長時間のバッテリーライフ

MS-i1 “Endurance Model”は最大1,000ルーメンの明るさを誇り、夜間のトレイルでも安心して走ることができます。
また、明るさも4段階で段階的に変更することができます。
バッテリー持続時間は、260ルーメンでも11時間あり、これ1台で夜間を走りきれます。また、充電式リチウムイオンバッテリーを使用しているため、充電で繰り返し利用することが可能であり、環境にも優しい選択です。明るさも段階的に変更することができます。
ルーメンとバッテリーの持ち時間は以下です。

明るさ(ルーメン)バッテリーの持ち時間
65ルーメン53時間
260ルーメン11時間
480ルーメン8時間
1,000ルーメン7.5時間

重量とフィット感

MS-i1 “Endurance Model”は重量も軽くフィット感も抜群です。
重量は175gでありトマト1個分くらいの重さです!私自身もつけていて重いと思ったことは一度もありません。長時間の使用でも首や頭への負担が少ないのが特徴です。
また、フィット感もよくゴムバンドの調整が楽でランニング中にもフィット感を変えることができます。

防水性

MS-i1 “Endurance Model”は防水性能は「IPX4」であり雨の中利用しても全く問題ありません。
私も雨の中よく利用しますが、全く問題なく動作しています。

お値段

MS-i1 “Endurance Model”はなんと、「¥11,800」なんです!
この性能でこの値段。買うときに結構びっくりしました。
PETZLも良いライトなんですが、PETZL ゼナ(https://www.petzl.co.jp/headlamp/xena/)は21,600円もします。(ただし、PETZL ゼナも良いライトです。1,400ルーメン、3つのビームタイプおよび5段階の照射レベルと非常に高スペックです)

Type-C の USB ポートで充電可能なリチウムイオンバッテリー

結構お気に入りなのが、バッテリーにType-CのUSBポートがついている点。
充電自体をType-CのUSBポートから行うのですが、ここから出力もできるんです。なので、スマホケーブルを繋げばスマホの充電ができてしまいます。
これが非常に便利で、トレイルランニングの大会ではスマホの電池切れの対応としてスマホバッテリーを必携品にしている大会が多くありますが、MS-i1 “Endurance Model”のバッテリーがあればライト用バッテリーとスマホ充電用バッテリーを併用できます。少しでもザックを軽くしたいトレイルランニングとしては、このバッテリー併用が非常にメリットです。

まとめ

トレイルランニングにおいて、ヘッデンは安全で快適なランニングを実現するための重要なアイテムです。選ぶ際には、明るさ、バッテリーの持続時間、重量とフィット感、防水性能、ビームの種類、値段など、さまざまな要素を考慮する必要があります。私が愛用しているMS-i1 “Endurance Model”は、これらの要素を全て兼ね備えた優れたモデルです。皆さんも、自分に合ったヘッデンを見つけて、安全で楽しいトレイルランニングを楽しんでください!

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